オゾン発生器の導入を検討した際「オゾンの効果はどのくらい?」あるいは「メリットとデメリットや危険性や安全性をフェアに理解したい」などとお考えの人に、本記事をお届けします。当サイトではオゾンに関する各テーマについて詳しく解説する記事を公開していますが、この記事では、オゾンとオゾン発生器のことをざっくりと網羅的に解説したうえで、利用シーンなどを考慮しておすすめのオゾン発生器をご紹介いたします。
それぞれの項では「このテーマについてもっと詳しく知りたい」という方のために、そのテーマに関するより詳しく書かれた記事へリンクしています。
オゾン発生器とは、気体のオゾンを発生させ、消臭や除菌、感染対策に利用する機器であり、脱臭機や消臭機、オゾン発生装置などとも呼ばれることがあります。
オゾンを水に溶かしこんだオゾン水生成が目的の場合、オゾン発生器ではなく、オゾン水生成器のページに移動して下さい。
オゾン発生器には業務用と家庭用がある
オゾン発生器には、業務用と家庭用製品があります。
業務用と家庭用では、オゾン発生量、風量、使用環境など、何から何まで違います。
家庭用オゾン発生器は、業務レベルでは使えませんし、逆に、業務用製品は無人環境で使用する必要があるため、それを知らずに一般のご家庭で使うことは危険です(オゾンの性質をよく理解したうえで正しい使い方をされる場合は別です)。
用途 | オゾン発生量 | 使用環境 |
---|---|---|
業務用 | 多 | 無人* |
家庭用 | 少 | 有人* |
なかには、オゾンクルーラーのように、モードによってオゾン発生量が調整され、幅広いシーンに対応可能なハイブリッド型(業務用・家庭用兼用)のオゾン発生器もあります。
オゾンには次の5つの効果があります。
- 脱臭除菌効果
- 抗ウイルス効果
- 害虫忌避、繁殖抑制効果
- 漂白効果
- 鮮度保持効果
空間の広さ、使用するオゾン発生器の種類、空間内の汚染度などその環境の条件はそれぞれ異なるため一概には言えませんが、悪臭問題、清潔な衛生環境構築が生命線ともいえる業種であるホテルや旅館等の宿泊業、医療施設、飲食店、清掃業などで長年オゾン発生器が利用されていると言えばその効果の凄さをイメージしていただけるかもしれません。
もっというと、業務用オゾン発生器は孤独死の現場でも使用されています。
脱臭や除菌作業を行ううえでオゾンによる作業は、非常に確実性が高く、低コストな手段のため、脱臭・除菌が必要になるシーンではまずオゾンが選ばれています。
より細かくオゾンの効果を知りたい場合は「オゾンの特徴」をご覧ください。
オゾン発生器は効果がない?!
オゾン発生器の購入前に「オゾン発生器は効果がないと(ネットなどで)見た」というお問い合わせ・ご相談をいただくことがあります。
このサイトを運営管理しているオゾンマートでは、これまで10年間以上、オゾン発生器・オゾン水生成器をお客様へお届けしています(累計数万台規模)が、「オゾン発生器は効果がない?」の実態は上の円グラフ画像で示したとおりの認識です。
なお「機器が故障している」というのは、弊社製品に限らず、他社製品をお使いになっており、買い替えを検討している中で、弊社にこのようなお問い合わせを頂戴したものを含みます。
もちろん、これが100%正確だとは考えておりませんが、お客様からお問い合わせいただくカスタマーセンターの記録などをもとにその割合を考えると、概ねこのような割合になります。
オゾンは効果があり、安全であるからこそ、オゾン発生器は病院などの医療施設や救急車などの緊急車両にも利用されていますし、高齢者施設や小学校などの教育施設でも利用されています。
どうぞ正しい理解のもと、正しい使い方をして、オゾンの効果を最大限享受していただければと思います。
オゾンやオゾン発生器に関することであれば、どのようなことでもお気軽にご相談ください。
何事もメリットがあればデメリットもあるものです。ここでは、オゾン発生器のメリットだけを強調するのではなく、フェアな視点からデメリットも併せて考えていきましょう。
オゾン発生器のメリット
オゾン発生器のメリットは次の7点です。
- 強い悪臭も脱臭できる
- 脱臭だけではなく除菌もできる
- 残留性がない
- 気体である
- シンプルな構造と手間のかからないメンテナンス
- 省エネルギー
- 多目的利用
オゾンは非常に酸化力が強いため、悪臭の原因菌(悪臭の原因は多くの場合、雑菌の増殖)に直接アタックして分解します。つまり、脱臭とは除菌することなので「脱臭除菌」と1セットで語られることが多いです。
オゾンには残留性がなく安全性が高いため、食品添加物にも認められています。残留性がないというのは、放置しておくとオゾンの濃度にもよってその時間は異なりますが、いずれにしても「消える」ということです。
気体であることのメリットは計り知れません。これが液体であった場合、シーンによっては使えないケースもありますが、気体であれば幅広いシーンで利用でき、なおかつ、液体噴霧や人の手によって直接拭いたりしなくても、気体であるオゾンは部屋あるいは対象の隅々まで行き届きます(人の手によって直接接触させる必要がない)。
特に弊社のオゾン発生器は、あとあとのメンテナンスを考慮して、シンプルな構造で手間がかかりません。例えば、空気清浄機のように一定期間でフィルターを交換したり、清掃したりする必要がありません。
製品にもよりますが、ほとんどの場合、電気代は月に数円から数十円です。
オゾン発生器は、家庭用途だけでなく、事業用途や産業用途でも幅広く活用されています。特に食品工場や医療施設など、衛生管理が重要な場所での脱臭・除菌に効果的です。
オゾン発生器のデメリット
オゾン発生器のデメリットは主に次の2点でしょう。
- 機器の取り扱いには注意が必要
- 初期費用がかかる
先にも説明したとおり、オゾン発生器にはオゾン発生量が多量の業務用オゾン発生器と、オゾン発生量が少量の家庭用オゾン発生器、あるいはその両方を兼ね備えたハイブリッド型(業務用・家庭用兼用)のオゾン発生器があります。
たとえば、オゾン発生量が多量の業務用オゾン発生器を人や動物がいる環境で使用したりすることがないように、という意味で「機器の取り扱いには注意が必要」ということです。
初期費用については、これがオゾン発生器ではなく、空気清浄機でも同じことが言えますが、オゾン発生器は一般的な空気清浄機より少し高いこともあるため、念のためデメリットとして挙げておきます。
人によっては「オゾンは危険では?」「オゾンは体に悪いと聞いた」「人体への(悪)影響が心配…」などとお考えの方もおられますが、まず心配する必要はありませんのでご安心ください。
オゾン発生器を使用するうえで、安全性を最優先で考えた場合「業務用オゾン発生器は人や動物がいない環境で使用する。家庭用オゾン発生器は適用範囲を守ったうえで、人や動物がいる環境で使用する」ここさえしっかり守っていれば、まったく問題ありません。
ただし、それは「正しいオゾン発生器の選び方・正しい使い方」をした場合に限ります。
オゾン発生器に限らず、どのような電気製品・電化製品もそのことを前提に、ほとんどの方が安全にご利用されているはず。
ですので、その点はご安心いただければと思います。
この危険性や安全性についてもっと詳しく知りたい方は↓こちらの記事をご覧ください。
例えば、空気清浄機やエアコンなどの場合、業務用とされるものと家庭用とされるもので大きく異なるのは適用範囲のみです。
しかし、オゾン発生器の場合は、業務用と家庭用で適用範囲以上に「有人 or 無人」という使用環境の違いが挙げられます。
これだけは絶対に間違ってはいけません。先にお見せした表は今一度確認してみましょう。
用途 | オゾン発生量 | 使用環境 |
---|---|---|
業務用 | 多 | 無人* |
家庭用 | 少 | 有人* |
オゾン発生量が少量の家庭用オゾン発生器を無人で使うことに危険性はありませんが、オゾン発生量が多量の業務用オゾン発生器を誤って人や動物がいる環境で使用すると、オゾン濃度が高くなり、何らかの健康被害うぃ受ける可能性があります。
そのため、オゾン発生器の使い方は業務用と家庭用とでは大きく異なることを覚えておいてください。
業務用オゾン発生器の使い方
業務用オゾン発生器は必ず無人環境で使用します。
一般的に、業務用オゾン発生器と呼ばれるの製品のオゾン発生量は300-2,000mg/hr 程度です。もちろん、中には5,000や10,000mg/hr を超えるようなものまであります。
このようなオゾン発生量のオゾン発生器はそれは300mg/hr であろうと5,000mg/hr であろうと、必ず無人環境(動物含む)で作業が行われます。
具体的な作業の流れは次のとおりです。
対象空間のオゾン濃度を0.8ppm以上にする場合は、念のため観葉植物なども人や動物と一緒に退避させておくとよいでしょう。
対象空間の汚染度や悪臭レベルにもよりますが、ここでは仮にオゾン放出時間を30分と仮定します。空調設備がある場合はOFFにして外気を導入しないようにすることがポイントです(できる限り密閉率を高めるとオゾンの効果を最大化できます)。
放出したオゾンを対象空間にできる限り均等に充満させ、オゾンが菌やウイルスなどを分解する時間を設けます。オゾン作業において「待機時間」と呼ばれることが多く、一般的にはオゾンを放出時間の3-4倍程度の待機時間を設けます。30分のオゾン放出であれば、待機時間は90-120分となります。
待機時間後、対象空間に作業員が行き、業務用オゾン発生器の電源をOFFにし、窓やドアなどを開け、対象空間に残ったオゾンを酸素に戻します。このとき、空調システムなどがあればONにして稼働させることで効率的に換気され、オゾンはスピーディに酸素に戻ります。
換気を行い、かすかに感じたオゾン臭がなくなった時点でオゾン作業は完了となります。
家庭用オゾン発生器の使い方
家庭用のオゾン発生器は、空気清浄機の自動運転同様、基本的には24時間365日つけっぱなしで稼働させるのが本来の使い方です。
難しく考えたり、心配しすぎる必要はありません。
それが「家庭用オゾン発生器」であり、その製品の「適用範囲を守って使う」ことを前提に、人や動物(犬や猫や鳥など)がいる環境下で常時稼働させてお使いください。
ここまで、オゾン発生器を購入する前に最低限知っておいてほしいことをざっくりと解説しました。
それらを踏まえたうえで、人気が高いおすすめのオゾン発生器を業務用と家庭用に分けてそれぞれ紹介したいと思います。
気になるオゾン発生器があれば製品詳細ページをご覧ください。
おすすめの家庭用オゾン発生器
一般的にオゾン発生器で「家庭用」と呼ばれる製品は「人や動物がいる環境下でも安心・安全に利用できる製品」を指します。
家庭用・有人環境専用設計「オゾンクルーラー」
オゾンクルーラーはプロサッカーチームや医療施設、ペットを多頭飼いしている衛生意識の高いご家庭などに多くの導入事例がある「人や動物がいる環境でも安心・安全にご利用いただけるオゾン発生器」です。安全性、オゾン発生量、導入事例・実績の多さ、品質の高さなど、どれをとっても口コミや評判は申し分ないものの、唯一の欠点(?)が決して安いとは言えない72,600円というその販売価格です。しかし逆を言えば、この販売価格を許容できるのであれば、人や動物がいる環境下にて利用するオゾン発生器としてオゾンクルーラー以上に安全性と効果の高さを両立した製品はないでしょう。人や動物がいる環境で使用するオゾン発生器としては今もっとも人気が高い製品のひとつです。
<導入事例が多いシーン>
一般家庭、病院の待合室や診察室、飲食店、オフィス、教育施設、フィットネス施設、プロスポーツチーム(ロッカールームや食堂など)、動物病院…etc
<オゾンクルーラーはこんな人におすすめ>
ある程度の価格は許容するので、安全性・品質・効果が高く、導入事例や実績が多い製品をお求めの方。高い衛生レベルが求められているケース。
空気清浄機を超えた空気清浄機「エアリベロ」
空気清浄機とオゾン発生器のいいとこ取りをしたのがエアリベロです。品質や機能性、スペックなどに一切の妥協はありません。発売からまだそれほど時間が経っていないことから、導入事例・実績の数はそれほど多くはありません。
<導入事例が多いシーン>
飲食店、オフィス…etc
<エアリベロはこんな人におすすめ>
ハイスペックな空気清浄機の購入も検討していた人。オゾン発生器が効果を示す菌やウイルスの除去だけではなく、チリやホコリ、PM2.5や花粉などを除去する空気清浄機能もほしい人。ある程度の予算は許容するので、全方位で悪影響の原因物質を除去したいと考えている。
小型の低濃度オゾン発生器「オゾンリフレッシュ」
オゾンリフレッシュはオゾン発生量が2mg/h(最大)の人や動物がいる環境下で使用できる小型の低濃度オゾン発生器です。充電式・コードレスなので置き場所を選ばず、実用性が高いと評判は上々です。家庭用オゾン発生器なので、基本的な使い方はオゾンクルーラー同様「つけっぱなし」でOKです。
<導入事例が多いシーン>
一般家庭、飲食店、オフィス…etc
<オゾンリフレッシュはこんな人におすすめ>
初めてのオゾン発生器導入なのでお試し入門機として小型のオゾン発生器を探している人。持ち運び可能、充電式、コードレスの製品を探している人。Amazonで販売されている激安オゾン発生器は安全性が不安のため安全性や品質を重視したいと考えている人。
おすすめの業務用オゾン発生器
ここから先はオゾン発生量が多量の業務用オゾン発生器を紹介します。
業務用オゾン発生器は「人や動物がいない環境(無人環境)」で使用する機器になります。
シリーズ累計3万台を突破するシリーズ最新モデル「オースリークリア3」
10万円以下で購入できる業務用オゾン発生器の中では圧倒的な存在です。何が圧倒的なのかというと、特に「コストパフォーマンス」「導入事例の多さ」が挙げられます。利用シーンや業種としては、先代モデル同様「自動車関連業」「ホテル・旅館等の宿泊施設事業」「清掃関連業」「不動産関連業」「ペット関連業」「飲食店関連業」等におすすめの業務用オゾン発生器です。もしあなたが「10万円未満の業務用オゾン発生器を探している」のであれば、オースリークリア3を選んでおけばまず失敗はありません。
<導入事例が多いシーン>
ホテルや旅館等の宿泊施設、自動車整備工場、清掃業、中古車販売店、大学の研究室、医療施設、不動産管理会社、飲食店、オフィス、教育施設、フィットネス施設、プロスポーツチーム(ロッカールームや食堂など)、動物病院、クリーニング店、倉庫管理業…etc
<オースリークリア3はこんな人におすすめ>
初めて業務用オゾン発生器の導入を検討している。限られた予算内で確実な成果を求めている方や、これまでオースリークリアシリーズを利用されてきた方におすすめのオゾン発生器です。オゾン水も生成できるオゾン発生器を探している。
最強スペックの業務用オゾン発生器「オゾンクラスター1400」
オースリークリア3ではパワー不足!という方はこちら。パワーや適用範囲の広さだけではなく、オゾン作業を時短したい人にもおすすめの業務用オゾン発生器です。医療施設やプロサッカーチーム、学校などの教育施設、飲食店、食品加工工場などにも多数の導入事例がある信頼の1台。
<導入事例が多いシーン>
ホテルや旅館等の宿泊施設、自動車整備工場、清掃業、食品加工工場、大学の研究室、医療施設、不動産管理会社、飲食店、オフィス、教育施設、フィットネス施設、プロスポーツチーム(ロッカールームや食堂など)、動物病院…etc
<オゾンクラスター1400はこんな人におすすめ>
今使っているオゾン発生器にパワー不足を感じている。とにかくパワフル・ハイスペックなオゾン発生器を探している。日本製のオゾン発生器を探している。オゾン作業の時短をしたいと考えている。オゾン水も生成できるオゾン発生器を探している。
まだまだ現役「オースリークリア2」
オースリークリア2は「オースリークリアシリーズ」の二代目モデルです。シリーズ最新モデルに「オースリークリア3」があります。自動車関連事業やホテル・旅館等の宿泊施設事業、清掃関連事業などを中心に累計納品台数1万台(シリーズ累計は3万台)を突破している業界ベストセラー製品です。
<導入事例が多いシーン>
ホテルや旅館等の宿泊施設、自動車整備工場、清掃業、飲食店、オフィス…etc
<オースリークリア2はこんな人におすすめ>
予算最優先に考えている。初めて業務用オゾン発生器の導入を検討している。オゾン水も生成できるオゾン発生器を探している。
オゾン発生器導入前のよくある質問
- オゾン発生器とオゾン水生成器は何が違うの?
- 気体か液体かの違いです。オゾン発生器は気体のオゾンを放出して室内空間や自動車の車内を消臭除菌したり、感染対策目的で利用することがメインの機器です。一方、オゾン水生成器は水の中にオゾンを溶け込ませ、機械設備や手術器具の洗浄・除菌や、衣類のクリーニング、食品工場の衛生環境向上等に活用されています。
- 低濃度オゾンの機種を探しています
- 「濃度」は対象空間の大きさに依存します。家庭用オゾン発生器の場合は、適用範囲さえお守りいただければ、当サイトに登録が認められた製品はすべて「低濃度オゾン」です。一方、業務用オゾン発生器をご利用の場合は、オゾン発生量や対象空間の広さなどから計算をし、オゾン濃度がご希望の濃度になるように管理されて下さい。
- 業務用オゾン発生器はどのように使いますか?
- 対象空間に設置し、機器を稼働させ、人や動物は退避します。設定したオゾン放出と待機時間経過後に、機器を停止し、換気を行います。これが業務用オゾン発生器の基本的な使用方法になります。
- 家庭用オゾン発生器はどのように使いますか?
- 空気清浄機同様、人や動物がいる環境下において、24時間常時稼働させて使用します。
- ハイグレードの空気清浄機に搭載されている脱臭機能より効果を期待できますか?
- はい、家庭用オゾン発生器レベルでも(平均して)10倍以上の効果はあるとお考え下さい。
- ウイルス感染対策で導入を検討しています。空気清浄機にもウイルスを殺す機能があるらしいですが、どちらが強いですか?
- たしかに、空気清浄機の中にはウイルス対策やその効果を謳うものもありますが、その効果自体は事実です。ただ、その効果については、日本感染症学会の強いエビデンスによって「副次的に発生しているオゾンが菌やウイルスに効果を示している」ということがわかっています。「副次的に発生しているオゾン」のオゾン発生量は一般的な家庭用オゾン発生器の(平均して)1/10程度なので、単純に「菌やウイルス対策の効果は、空気清浄機に搭載されるそれらの機能より(平均して)10倍程度見込める」とお考え下さい。
細かいことかもしれませんが、正しい理解をしていただきたいのでご指摘すると、菌を殺すから「殺菌」と表現します。ウイルスの場合、菌ではありませんから厳密に言うと、殺菌とは表現しません。殺菌に相当する言葉としてウイルスの感染性を失わせるという意味の「不活化」と表現します。
- オゾン発生器の中にはオゾン水の生成もできる機種があるようだけど、それを購入すれば「オゾン放出」「オゾン水生成」両方できますか??
- はい、業務用オゾン発生器の中にはオースリークリア3やオゾンクラスター1400など、一部の多機能な機種ではオゾン水生成機能も搭載されています。ただし、オゾン水生成機能が搭載されているオゾン発生器でも、その生成方法はエアレーション式のため、多くのオゾン水生成器に採用されている電解式ほどの高濃度オゾン水は生成方法できません。機種にもよるので一概にはいえませんが、エアレーション式のオゾン水生成では条件(水温や水質等)が良くて1ppm前後です。電解式であれば3〜5ppmあるいはそれ以上の濃度も可能です。
逆に、オゾン水生成器で気体のオゾンを放出して使うなどはできません。必要とするオゾン水のオゾン濃度によって適切な機器をお選び下さい。
- 業務用と家庭用のオゾン発生器では何が違いますか?
- オゾン発生量と風量、使用環境がまったく異なります。
オゾン発生量が多量であれば、よりスピーディに高い効果(消臭・除菌・ウイルス不活化等)を期待できますが、オゾン濃度も高濃度になるため、人や動物は退避して作業を行う必要があります。ですから、たとえば、より強い効果を期待して、業務用製品を家庭用として導入し、人や動物がいる環境下でお使いいただくことはできません。