クロスボーダー + ファクトリーダイレクト
私達は2008年から、オゾン発生器の販売を行っています。当初は、海外で製造された製品を一部改良し、日本市場向けに簡単なカスタマイズし、輸入し、販売を行っていました。当時はインターネットで直販する事業者などおらず、私達だけがクロスボーダーのほぼファクトリーダイレクトという形で直販していたと言えるでしょう。
ビジネスモデル的に「クロスボーダー」+「ファクトリーダイレクト」の二軸スタイルはまだ珍しい時代でした。通常は日本の工場で製造して、代理店に卸した後に、営業マンが足で売り歩く、というスタイルが一般的でしたし、現状でもそのような業態を取っている事業者は多く残っています。このふたつのビジネスモデルはコスト構造がまったく異なり、製品の最終価格に大きな差となって現れることになります。
私達のオゾン発生器は「あまりに安すぎる」と言われ、当初は怪しまれることもありました。しかしながら、最終的に多くの方々に受け入れられることとなり、私達が運営する「オゾンマート」は業界でも一定のプレゼンスを獲得するに至りました。
ビジネスモデルの変容
私達のオゾン発生器のユーザーが増加するにつれて、要望の数も比例して増加しました。私達はユーザーの要望、ニーズを満たすために、新しい製品の企画をし、製造するようになりました。前述した通り、販売当初は海外の既存製品を国内向けに簡単にカスタマイズしただけの製品を販売していましたが、そのような製品だけではなかなか対応できなくなってきます。
徐々に、クロスボーダーも、ファクトリーダイレクトも、完全なものではなくなっています。顧客ニーズに合わせるために、ビジネスモデルの変容を余儀なくされました。とにかく購入価格を抑えたいというお客様には広く受け入れられていたものの、値段が上がってもいいから品質の良いものが欲しいというお客様や、大型の機械を導入したいので設置や時折のメンテナンスなどのために来て欲しいというお客様も相当数増えたのです。その結果、一部の製品は品質を徹底的に考えて、日本国内で監督しながら生産し、日本製の製品として販売したり、直販せず、協力会社に力を借りながらお客様のサポート及びメンテナンスなどしています。
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